”老廃物”とはよく耳にするけれど、具体的には一体どんなもの?!そんな疑問にお答えします!体に悪影響しか与えない老廃物、その効果的な排出方法も具体的にご紹介します。あなたもこれを読んで、老廃物のたまらないスッキリきれいな体に!

なんとなく持っている「老廃物」のイメージは?

「老廃物」、きっと何度も耳にしたことがあるでしょうし、「体にあまりよくないもの」というイメージもありますよね。では、具体的に老廃物って何のことで、どのように悪影響があるのかご存知ですか?

今回は、なんとなくしか知らない老廃物について徹底解剖!また、老廃物をためこまないための習慣を具体的にご紹介します。

「老廃物」とは具体的に何のこと?

身体の中から生まれる不要な代謝産物

老廃物は大きくわけて2種類あります。「身体の中でつくられる不要なもの」と、「身体の外から取り入れられる不要なもの」です。

人間の身体は食事や水分の摂取により、つねに代謝をして生まれ変わっていますよね。この時に生まれる、身体にとって不必要なものが「身体の中でつくられる不必要なもの=老廃物」ということになります。

腸で発生するガス、尿素、尿酸、便はもちろん、垢やフケ、尿なども老廃物ですね。体でうまれた老廃物は腎臓を通って体の外へ排出されますが、この腎臓に老廃物を届けてくれるのがリンパです。ですので、リンパの流れが悪くなると老廃物をため込みやすい身体になってしまいます。

身体の外から取り込まれる不要な物質

ではもう一つの老廃物、「身体の外から取り込まれる不要なもの」とは何でしょうか。それは、農薬や除草剤に含まれるヒ素や魚介類に含まれる水銀、食品に含まれる保存料などの添加物、貴金属、カドミウムなど多岐にわたります。現代社会で生活する私たちは、知らず知らずのうちに不必要なものを身体に取り込んでいるんですね。

このように取り込まれた「身体に不要なもの」は、体内に溜まっていくと悪影響を及ぼすのはもちろん、様々な病気を引き起こす原因になるともいわれているので、できるだけ体外へ排出していかなければいけません。

老廃物はどこから出ていくの?

便

「老廃物」と聞いて便を思い浮かべる方も多いはず。いかにも「体に必要のないもの」という感じがしますよね。それは大正解で、実は老廃物のうちの半分以上は、便として排出されているんです。人間は口から食べ物を取り入れて各器官で栄養を吸収し、その残りカスが便となって出ていく仕組みになっています。

ですから、便秘になる=老廃物(毒素)を身体にとどめている状態、ということになります。つまり体のなかの老廃物の大半がとどまっている状態…健康にいいわけがありませんよね。

老廃物をスムーズに排出するためには、排便状態をよくするということが大切だということが分かると思います。

尿

老廃物の排出というと便ばかりに着目されがちですが、実は尿も「老廃物の排出」にはかかせない大事なものなんです。体内に取り込まれた水分は血液中に吸収され、それを腎臓がろ過します。そこで不必要となったものが尿として排出されます。

尿から効果的に毒素を排出するためには、尿の色を薄い状態に保つことが重要です。水分量が足りず、尿の濃度が濃くなってしまうと、有害物質や不要物が溶けきれずに体内に残ってしまうんです。ですのでこまめに水分補給をし、スムーズな排尿を手助けすることが大事です。

呼気・汗・目ヤニ・垢など

汗やいらなくなった皮膚から排出される垢、目ヤニ、更には吐き出す息にまで老廃物は含まれています。「デトックス」と聞くと汗を思い浮かべる方も多いと思いますが、汗には2種類あるのをご存知でしょうか?

汗の出るもとである汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2つがあります。辛い物を食べたり緊張したりして出るのが「エクリン腺」からの汗で、サラサラとしていて無臭なのが特徴です。

毒素を排出する目的のデトックス効果があるのは「アポクリン腺」からの汗の方で、こちらはドロッとして匂いがあるのが特徴です。アポクリン腺から出る汗は脂肪やたんぱく質、アンモニアなど(=老廃物)を含むため、ドロッとして匂いがあるんですね。

老廃物が溜まるとどんな悪影響がある?

便秘

腸内に老廃物が溜まると便秘になり、便秘になるとさらに老廃物を溜めやすくなる…つまり便秘になってしまうと、老廃物を身体にため込む負のスパイラルができてしまうということです。さらに老廃物のたまった腸内は、腸の機能を乱れさせてしまう悪玉菌がどんどん繁殖してしまいます。これは怖いですよね。

便秘の原因としては、
1.高資質の偏った食事…偏った食事は悪玉菌が増殖します。
2.腹筋の衰え…腹筋の力が弱まると排泄に必要な腹圧も弱まります。
3.ストレス…ストレスが溜まると腸の動きが鈍くなってしまいます。

主に以上の3つが考えられます。

また、身体の免疫機能の約8割は腸にあるので、この腸に老廃物がたまってしまうと免疫力の低下、代謝機能の低下につながり、疲れやすく病気になりやすい身体になってしまいます。

肌荒れ

肌表面の不必要となった細胞が垢などとなって定期的にはがれおちていくのが理想です。しかしターンオーバーのサイクルが乱れると肌表面に不必要なものがとどまっていることとなり、顔にニキビができるなど肌荒れの原因になってしまいます。

また一見関係ないようですが、便秘の状態が続くことも実は肌荒れの原因となっています。便秘とは先に説明したように腸内に老廃物が長期間留まっている状態ですので、それが再び血液に乗って全身に行き渡り、肌へも悪影響を及ぼしてしまうのです。

むくみ

身体の中にある老廃物は血液に乗って体の中を巡りますが、その残りはリンパに乗って流れていきます。このリンパの流れが悪くなってしまうと、老廃物とともに水も体の中にとどまりむくみの原因となってしまいます。

リンパは血液と違い、非常にゆっくりとした流れが特徴で、筋肉の収縮によって移動していくので、運動不足だとむくみやすくなるのもこのせいなんですね。またむくみを放置しているとさらにどんどん老廃物が溜まっていき、それが脂肪細胞と結びつくとにっくきセルライトになってしまうので注意が必要です。

薄毛

正常な頭皮の老廃物は汗やフケとなって体の外に出ますが、この老廃物がうまく排出されないと、頭皮の中にどんどん蓄積されていくことになります。そのたまった老廃物が皮脂と混ざると「角栓」となり、その字の通り栓となって毛穴をふさいでしまいます。

毛穴が詰まってしまうと毛根と頭皮の呼吸が弱くなり、抜け毛の原因となってしまうことはみなさんご存知ですよね。ですので、頭皮の健康のためにも老廃物は定期的に身体の外へ排出することが大切です。

老廃物を出す方法

ストレッチ、マッサージをする

リンパの話にもつながってくる部分ですが、リンパはマッサージのほかにも、筋肉が動くことでスムーズに流れていきます。ですので、筋肉を刺激するストレッチも非常に効果が期待できます。

全身のストレッチを行うことでリンパが刺激され滞りなく流れていき、また血流も良くなるため代謝アップも期待できます。できれば寝る前のお風呂上り、身体が温まっている状態でやると、よりデトックス効果が期待できます。

また、マッサージをして一番効果が出やすいと言われているのが足裏です。なぜなら、重力にって老廃物は下へ下へと溜まっていく習性があり、また全身へ血液を送り出すポンプである心臓から一番遠いのは足裏だから。長年足裏や足つぼマッサージが廃れないのもそういった理由があるからなんです。

足裏を入念にマッサージしたり、またたくさん歩いて刺激してあげることでリンパと血液の流れがよくなり、代謝アップにつながります。

運動する

運動をすることは「汗をかくこと」と「筋力をあげてリンパの流れを促すこと」の二方面から老廃物へアプローチをすることができるため、非常に効果的な方法です。

汗の中に老廃物が含まれる、というのは先にご説明しましたよね。運動によって新陳代謝が良くなり、効果的に汗をかくことで、老廃物もどんどん体の外に出ていくことになります。先述の通り老廃物を排出するにはサラサラの汗よりもドロドロの汗をかく必要があるので、長い時間をかけてじわじわと汗をかくような有酸素運動が必要です。

有酸素運動の代表例は「速足でのウォーキング」「ジョギング」「水泳」「サイクリング」などですね。自分の好みとライフスタイルに合わせて、やりやすいものを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

運動をするということはそれとともに筋肉が動いたり鍛えられたりするので、滞っているリンパの流れをスムーズにしてくれます。ですのでむくみ予防にも効果的ですね。

リンパの流れを良くする

リンパにのって老廃物が流れていく、というのはもうお分かりいただけましたよね。ではリンパの流れをスムーズにするにはどうすればいいのでしょうか?

リンパの流れを良くするためにはリンパマッサージが効果的です。リンパは血液と違ってゆっくりと流れていくので、それに合わせてマッサージもゆっくりと、強すぎない力加減で行うのがポイントです。またリンパはすべて心臓に向かって流れていくので、逆方向にマッサージしてしまわないように注意してください。

大きなリンパ節は鎖骨、足の付け根、ひざのうらにあるので、この3カ所を順番に3秒ほど軽く押す→3秒離すを繰り返してしっかりとリンパの流れる道を作ってあげてから全身のマッサージをするようにすると効果的です。ふくらはぎを下から上に、膝に向かってマッサージするのも良いでしょう。

また、リンパはリンパ液という水分が流れていくため、適度な水分補給が必要不可欠です。リンパマッサージの前後にはコップ一杯程度の常温の水を摂取するようにすると、より効果的にリンパを流すことができるのでぜひ実践してみてください。

代謝アップに良い食べ物を摂る

そもそも、身体をつくっているのは日々口にしている食事ですよね。老廃物を排出したいのであれば、この日々の食事にも気を使った方がもちろん良いです。昆布、わかめ、ひじきなどの海藻類は食物繊維が豊富で、身体の中の老廃物をどんどん外に出してくれる食材です。

また、今話題のデトックススープやジュースも効果的に取り入れていきたいものですね。体内に老廃物として溜まりやすい資質や糖質の少ない食材を摂ることで、身体の中にこびりついた老廃物をスッキリと洗い流してくれます。

水分補給をする

リンパも血液も体内に水分がたっぷりある状態だとスムーズに流れていくことができます。また水分をたっぷりと摂ることで尿の状態がサラサラで薄くなり、老廃物をあますことなく排出することができます。

さらに便秘になると体内の水分が不足して便が硬くなり、さらに便秘が悪化するという負のスパイラルに陥ることになるので、こまめな水分補給は便秘予防にも効果的な方法です。体内のデトックスにこれだけ効果を発揮する水分補給ですから、日頃から心がけるようにしましょう。

冷たい水は身体を冷やして血の巡りが悪くなってしまうので、常温の水を一気にではなく、こまめに少しずつ補給することが大切です。1日で1.5~2リットル程度を目安に摂取してみてください。

入浴・半身浴をする

老廃物をたくさん含んだドロドロの汗をかくことができ、また血行促進効果も期待できる半身浴はデトックスに必須となります。なによりリラックスするので、デトックスには大敵のストレスの軽減効果も期待できますね。サウナに入って適度に汗をかくのも効果的です。

いい汗を効率よくかくには、入浴前にコップ1杯の水を飲み、上半身が冷えないようタオルを肩にかけたり、あらかじめ浴室を温めておくのがいいでしょう。お湯につかるのはみぞおちあたりまでにして、30分くらい入ってじわじわとゆっくり汗をかくくらいがベストです。

プチ断食をする

普段酷使してしまっている胃腸を休める目的のプチ断食も、毒素排出には効果的です。断食をすると腸内にたまった「宿便」が出せる、というのは聞いたことがあるのではないでしょうか。断食をすると胃腸の働きが正常に戻り、余分なものが体の外に出やすくなります。

おすすめは、何日にも渡る本格的な断食ではなく、水やデトックスジュースだけを口にする「プチ断食」。食べ過ぎないことで胃腸を休めつつ、デトックス食材を豊富に摂取して老廃物の排出を促すことができます。

ただし、プチ断食であっても体調がすぐれない時には決して無理をせず、万が一途中で不調を感じた場合にはすぐに中止をしておかゆなどを口にするようにしましょう。

老廃物を排出していく習慣を日々の中に取り入れよう!

老廃物(=毒素)の排出は意外と身近で、簡単なことから取り組めるということがお分かりいただけたでしょうか?

老廃物を溜めこむことは健康だけでなく、美容にも大敵です。ぜひ負担にならないような日々の生活習慣からデトックスを取り入れて、身体の中からきれいにしてくださいね。