黒砂糖って、白砂糖に比べて栄養価が高いようなイメージがありますよね。でも、ダイエット中に食べれるものなんでしょうか。健康的といっても、カロリーもやっぱりあるんじゃないの?黒砂糖も砂糖なのに、痩せる効果があるって?ここでは、黒砂糖の驚くべき栄養&美容効果、そして痩せやすい栄養の効果効能を詳しくご紹介します。

黒砂糖とは

日本ではお馴染みの黒砂糖。これは、サトウキビのしぼり汁を煮詰めて作られた、黒褐色の砂糖の種類です。黒砂糖は英語でBarbados sugar(バルバドス・シュガー)と呼ばれることがあります。これは、海外での黒砂糖の産地、バルバドスが語源になっているのだそう。

ちなみに、Brown sugar(ブラウン・シュガー)は糖蜜を残して精製した三温糖や、コーヒー用の結晶状のコーヒーシュガーの事であるため、黒砂糖とは別物なんだとか。当然、天然の黒砂糖のほうが栄養価もしっかりと残っており、健康にもよい甘味料とされています。

日本には、かりんとう、黒糖蒸しパン、ようかん、ういろう、黒棒、ちんすこうやその他多くの黒砂糖の伝統菓子があり、昔から日本人に親しまれてきた砂糖だということが分かりますね。それでは、この黒砂糖のカロリーや栄養価はどうなっているのでしょうか。ダイエットには使えるのでしょうか。ここから詳しく見ていきましょう。

黒砂糖のカロリー

黒砂糖のカロリーは、100gあたり354kcalです。
ティースプーンに1杯(5g)のカロリーは18kcal。

白砂糖のカロリーは、100gあたり384kcalですから、黒砂糖のほうがほんの少しだけ少ないといえるでしょう。しかし、白砂糖のほうが甘味が強いですから、同じ甘さに味付けをするには、カロリーはほとんど同じになると思ってもよいかもしれませんね。

ただ、白砂糖よりも黒砂糖を使うメリットは数え切れないほどのもの。素晴らしい栄養効果で、健康や美容に驚きの効果を発揮します。黒砂糖の効能を知れば、もう白砂糖には戻れないかも?!

黒砂糖の栄養は凄かった!

精製された白砂糖は、カロリーはたっぷり、そして栄養はほとんど残っていません。白砂糖を摂取するのは、甘みとカロリーだけを体内に入れるようなもの。それに比べ、黒砂糖は生成されていませんから、もともとのサトウキビの栄養がたっぷり!

ダイエットにも効果がありそうな効能もいっぱいで、甘いものを食べながらこんなに健康効果が狙えるとはびっくりです。

豊富なカルシウム

黒砂糖には、なんとカルシウムも豊富に含まれています。日本人はカルシウム不足になりやすいといいますが、それはヨーロッパなどに比べると土の質が違い、カルシウムをあまり含まないからだとか。でも、白砂糖の代わりに黒砂糖をつかうだけで、毎日の料理やホットドリンクでカルシウムも補給できるんですね。カルシウム摂取が足りないのではと心配な方には、黒砂糖の常用がおすすめです。

ダイエット中にはどうしても栄養不足に陥ってしまい、カルシウム不足になる人も居るのだそう。女性は特に、骨粗しょう症のリスクが大きいですから、若いうちからカルシウムはきちんと摂取しておく必要がありますよ。カルシウム不足を防ぎ、強い体を保って健康的に痩せることが出来るといいですね。

カリウム

カリウムは健康維持に非常に大切な栄養素です。体の細胞に働きかけ、血圧を下げたり、余分な塩分を排出するのに役立ちます。これによって高血圧を防ぐこともでき、栄養不足による、むくみ等も改善することが出来ます。むくみはダイエット中は特に気になるもの。むくんでいるだけで体重がなかなか減らないこともありますよね。

それだけでなく、カリウムは脳卒中の予防、骨密度の増加にもつながるとのことです。カルシウムと連携して、強い骨づくりにもってこいの栄養素ですね。

鉄分

鉄分欠乏症に陥りやすい女性。特に妊娠中には鉄分不足になることも多いですよね。鉄は、酸素の運搬に役立ったり、貧血を防止するために必要な栄養素です。血液を作るために非常に重要な役割をしており、欠乏症になると大変です。

特に、妊娠中で健康を気にしている方は、毎日の白砂糖を黒砂糖に変えるだけで鉄分も摂取できるのでお勧めですよ。

ビタミンB群

黒砂糖には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6というビタミンB群が含まれています。これらは、脂質や糖質、たんぱく質の代謝を促したり、皮膚や粘膜を保護するために必要なビタミンです。

ビタミンB1は、炭水化物の分解を助け、それをエネルギーに変換したり、疲労回復の効果があります。それだけでなく、ストレスの緩和にもつながり、日々の心身のストレスを吹き飛ばす効果があるそうです。ビタミンB2には、脂肪の分解を助け、それをエネルギーに変換する力があります。口の中の粘膜の炎症(口内炎など)の緩和、予防の効果もあります。それだけでなく、新陳代謝を促進し、肌を美しく保つ効果まであるそうです。

ビタミンB6には、免疫力を強くする働きがあります。つわりや妊娠中毒症の予防や緩和にも効果があり、動脈硬化を予防します。さらに、たんぱく質や脂肪の分解も助けてくれるそうです。このように、黒砂糖に含まれるビタミンB群は、ダイエットの敵とも呼ばれる脂肪や炭水化物を適度に分解し、それをエネルギーに変えてくれる力があります。白砂糖を黒砂糖に変えるだけで、一気に痩せ体質に近づけそうですね。

オフタコサノール

リンゴの皮、そして砂糖キビなどの植物の皮に多く含まれる成分であり、コレステロールを抑制し、悪玉コレステロールを抑える働きもあります。さらに疲労回復にも効果があります。果物の皮には栄養がたっぷりというのは、このオフタコサノールがたくさん含まれているからなんですね。

最近は、農薬などが心配で果物の皮を食べることが少なくなりましたが、黒砂糖で毎日簡単に、オフタコサノールを摂取できますよ。ダイエット中には疲れもたまりやすく、体力が低下してしまうこともよくありますよね。食べ物が足りずに力が出ないという人も少なくないでしょう。オフタコサノールの疲労回復効果で、ダイエット中も元気に乗り切りましょう。

フェニルグルコシド

黒砂糖に含まれている黒の色素成分であるフェニルグルコシド。これは、血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖の吸収を抑制したり、腸で余分な糖を体外に排出する働きがあります。色の濃い食べ物は体に良いというのは、このように色素成分が凄い効果をもたらすからなんですね。

砂糖を食べながら余分な糖を体外に排出できるとは、驚きの効果です。

ラフィノース

善玉菌のビフィズス菌を増やして腸内環境を整えます。ダイエット中には栄養が偏ったり食事量が減ったりして、便秘に悩まされる人もかなりいます。ビフィズス菌を増やす効果がありますので、ヨーグルトと一緒に食べると、さらに効果が倍増しますよ。

ダイエット中の便秘を防止するためにも非常に役立ちます。ヨーグルトを食べるときには、ぜひ黒砂糖で甘味を付けてくださいね。

その他の甘味料と比較すると

GI値を比較

世界にはたくさんの甘味料があります。現代の市場では、黒砂糖のように自然の甘味料からカロリーゼロの人工甘味料などもあり、栄養価もそれぞれ。白砂糖は非常に精製されているために、栄養素がほとんど残っておらず、カロリーだけが高い調味料です。やはり栄養価が高いのは、色が残っている天然の甘味料です。

最近はカロリーよりもGI値が重視されるようになってきましたね。GI値とは、血糖値の上昇値を数値化したもので、数値が低いほど血糖値が上昇しにくく、太る原因となるインスリンの分泌を防ぐことが出来ます。

グラニュー糖 110
上白糖 109
三温糖 108
黒砂糖 99
蜂蜜 88
メープルシロップ 73

ただ、GI値が低めだから、黒砂糖を食べても太らないというわけではありません。もちろんカロリーは白砂糖並みにありますから、食べる量に気を遣うのは当然です。しかし、GI値と栄養価の高さを考えると、黒砂糖はそこまで悪者ではなさそうですね。

ダイエット中に黒砂糖はOK?

白砂糖の代わりに

ダイエット中に黒砂糖は食べても良いでしょうか。これは、使う量にもよりますが、白砂糖の代わりに黒砂糖を使用する、という使い方なら、是非使ったほうが良いでしょう。しかし、毎日甘いものをたっぷり食べている人が、白砂糖を黒砂糖に代えたから言って痩せるわけではありません。

あくまでもダイエット中ですから、出来るだけ糖分を控えるというのは当然のこと。そのうえで、たまに紅茶に黒砂糖を入れて飲んだり、料理の味付けやお菓子作りの際に白砂糖でなく黒砂糖を用いたりするというのは、ダイエットの味方になってくれる黒砂糖の使い方だといえるでしょう。

黒砂糖を使ったおすすめレシピ

黒砂糖を使って、美味しいお菓子を作ってみましょう!ダイエット中だって甘いものが食べたくなりますよね。黒砂糖だけで味付けした蒸しパンやクッキーで、油分も控えめに、良質なものを用いることで、太りにくいお菓子が作れるんですよ。

我慢してストレスを貯めるのではなく、美味しくて健康的なスイーツをつまんで、たまにはリラックスしましょう。

黒砂糖の蒸しパン

甘いケーキが食べたいと思ったら、是非蒸しパンを作ってみましょう。蒸しパンには、ケーキやクッキーのように、高カロリーのバターや生クリームを使用する事がないために、低カロリーで作ることが出来、ダイエット中にはお勧めのおやつです。20分程度で出来上がるので、食べたいと思ったらすぐに作れるのが魅力ですね。

【材料(作りやすい分量)】
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 小匙1
コーンスターチ 大匙1
塩 ひとつまみ
卵 1個
黒砂糖の塊 80g

【作り方】
1.小麦粉、ベーキングパウダー、コーンスターチ、塩をボウルに入れ、泡だて器でよくかき混ぜます。
2.そこに卵と黒砂糖の小さめの塊を入れ、しっかりと練ります。
3.型に入れて蒸し器に入れ、15分ほど蒸すと出来上がり。

黒砂糖クッキー

太りやすいバターを、健康的なオリーブオイルに代えて、砂糖はすべて黒砂糖で作りました。型抜きしやすい生地なので、お子さんと一緒に作ることもできますよ。甘味はすべて黒砂糖なので、GI値も低くなり、オリーブオイルでビタミンEやオメガ9を摂取しましょう。通常のクッキーよりも、ダイエット効果&美容効果に優れたクッキーです。

【材料(作りやすい分量)】
薄力粉 95g
コーンスターチ 35g
ベーキングパウダー 小匙1
黒砂糖(粉状) 35g
オリーブオイル 大匙4

【作り方】
1.粉類と黒砂糖を全てボウルにいれ、泡だて器でしっかりと混ぜます。
2.オリーブオイルを少しずつかけながらスプーンで混ぜ合わせましょう。
3.生地をしっかりと混ぜ合わせ、5ミリ程度の厚さに伸ばして型抜きします。
4.170度のオーブンで15分程焼きます。
※オーブンによって焼き加減が違うため、焼きながらチェックしてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。非常に健康的で、美容にも効果があり、白砂糖よりも痩せやすい黒砂糖。もちろん過剰摂取でカロリーオーバーにならないように気を付けなければなりませんが、この黒砂糖を味方につければ、さらに健康的に、痩せやすい体質になれそうですね。

カロリーだけの白砂糖と黒砂糖をスイッチして、今日から是非、食卓にもお菓子にも、黒砂糖とそのパワーをしっかりと摂り入れてください。