宿便という言葉をご存知でしょうか?宿便を出すと3kg痩せるとも言われている宿便はダイエットをする時に意識する方も多いでしょう。宿便はどんな人でも溜まっていると言われていますが、宿便の及ぼす影響や宿便を解消することで得られるメリットなどをまとめてみました!宿便の出し方を知って、ポッコリお腹ともさよならできるかもしれません!?

宿便の出し方ってどんな方法でやるの?

便秘でお悩みの方は多くいますが、便秘の原因になっている宿便という言葉をご存知でしょうか?宿便は、腸に長期間にわたり滞っている便のことをいいます。どんな方でも身体の中に3kg〜5kgくらい宿便が溜まっていると言われていますが、この宿便を放っておくと身体にとって悪影響を及ぼす危険があるそうです。

そこで今回は、宿便の出し方についてご紹介していきたいと思います。便秘がなかなか治らなくて困っている方、お腹がいつも張ってしまって苦しいという症状でお悩みの方も要チェックです。宿便を改善して健康な身体作りを始めてみませんか?

宿便とは?

長い間腸の中に溜まった便のこと

人間の腸の中には、600〜1000もの腸内細菌があるといわれています。この腸内細菌の死骸、食べ物のカス、剥がれ落ちた腸壁などが腸壁にこびりついている老廃物のことを宿便といいます。

宿便はヘドロ状、または腸管内に固く溜まっていき、何ヶ月〜何年もの間動かなくなってしまった便なので、放っておくと自然に排出ができません。腸壁は常に剥がれ落ちて新しいものに生まれ変わっていますが、宿便は食べ物の消化や吸収を妨げたり、毒素を発生して血液を汚してしまうといわれています。そのため、いろいろな病気を引き起こすようです。

便秘・停滞便とは違うの?

宿便は、またの名を停滞便(滞留便)とも呼ばれています。滞留便は医学用語として存在しますが、宿便はそうではありません。しかし、一般的に健康分野や美容分野で宿便という言葉が使用されることから、現代では浸透している言葉だとされています。

毎日便通がある方は、自分には宿便なんてないと思うかもしれません。しかし、どんな人でもおよそ3〜5kg程の宿便があるといわれています。人間の腸はとても長く、湾曲を繰り返していますが、曲がっている部分にそれだけ取り残される便が発生する確率が高いとされています。そのため、毎日の便は宿便の内側を通り抜けるため、毎日便通のある人でも宿便が溜まっているそうです。

宿便になりやすいタイプの人

どんな人にでも宿便はあるとされていますが、特に宿便になりやすい人も中にはいるようです。

・先天的に腸の働きが弱い方
・腸の蛇行が複雑な方
・胃腸が弱い方
・便秘の方
・女性の方

このような方は、腸の運動や栄養を吸収する力が弱く、便として排泄することができにくいために便が宿便として溜まってしまうとされています。

宿便のにおいや色は?黒い便は要チェック!

宿便を出した方の体験談を見ると、ほとんどの方が真っ黒な便が出たと言うようです。これは、腸内に溜まっている間に便が酸化し、腐敗してしまったためだといわれています。そのため、便が黒い程、便が腸に長く滞留していたということになります。また、そのにおいもとても強いそうです。

もし、あなたのおならが直前や1日前の食事によってとてもにおいが強いのであれば、それは宿便の影響がある可能性があるようです。1週間ほどの便秘であれば、真っ黒な便になることはないとされていますし、下痢の場合であれば薄い色であることが多いようです。

宿便が及ぼす体の悪影響とは

腸内環境の悪化

健康な腸の中は善玉菌が多く、悪玉菌を増やしたり、腸内に病原菌などが侵入することを防いでくれています。しかし、食べ物だけではなく身体の老廃物を含み固まった宿便が腸内に留まってしまうと、有害な物質が発生してしまい悪玉菌が増殖してしまうとされています。

このことにより腸内環境が悪い状態になって、おならが臭くなったり、肌荒れ、口臭が強い、食欲低下、不眠、肥満、高脂血症などの生活習慣病や老化を早めてしまう原因になるとされています。

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お腹の張りや食欲不振

宿便は長い時間腸内に留まるため、腐敗して有毒ガスを発生させてしまいます。宿便が3kg以上溜まってしまうとお腹の張りや食欲不振を引き起こす可能性があり、溜まったガスのせいでおならに悩む方も少なくないようです。

便秘や痔の症状

宿便は、腸内環境を悪化させてしまうため、腸の動きを鈍らせてしまうとされています。このことが原因で便秘の症状が悪化して宿便も次第に増えていくという悪循環を引き起こしてしまいます。

また、便秘になると便が硬くなってしまいますので、肛門を傷つけて痔の症状が出る方も中にはいらっしゃるようです。便が細くなったり、下痢をしやすくなったという方も、宿便が原因の症状の可能性があります。

体臭や口臭が気になる

宿便とは、いわば老廃物の塊のようなものです。腸内で腐敗して毒素をまき散らしている状態が宿便ですが、この毒素は血液中に取り込まれて、全身に行き渡ってしまいます。毒素は毒性のガスになり、口臭や体臭の原因となってしまいます。

もしも、ニンニクや臭いのきつい食べ物を食べていないのに口臭や体臭が気になる方は、宿便が原因の可能性もあるかもしれません。

ニキビなどの肌荒れを引き起こす

老廃物が排出されずに身体の中に溜まってしまうと、肌荒れなどの症状を引き起こす可能性があります。宿便によって新陳代謝が落ちてしまった身体は、宿便から発生する毒素によって酸化するため、肌や内臓が老化する原因となるようです。宿便は、アトピーなどの原因にもなっているといわれています。

大腸ガンのリスクが高くなる

人間の身体を守る免疫細胞の7割は腸で作られているそうです。しかし、宿便の溜まった腸では悪玉菌が増殖してしまうことで免疫力が低下してしまい、ウイルスへの抗体が無くなって、感染症や大腸ガンのリスクが高まってしまうとされています。宿便が慢性化してしまうと、悪玉菌が発がん性物質を排出してしまうことでガンの原因を作ってしまうようです。また、腸閉塞、潰瘍の原因にもなってしまうこともあり、病気へのリスクを高めることになります。

また、逆に便秘の原因の1つに大腸ガンがあるといわれています。なぜなら大腸ガンが進行すると大腸が圧迫されて排便がスムーズにできなくなるからです。最近便秘がちになっていると感じている方は、まずは病院を受診して検査を行う必要があるかもしれません。

知っておきたい!宿便や便秘を出す6つの方法

簡単なプチ断食をやってみる

断食は、宿便の解消法として効果があるといわれています。断食をすることによって胃腸を休ませることが出来るので、機能を回復させたり、身体に溜まった毒素を排出することができるとされています。断食の間は全くのまず食わずという訳ではなく、つらい時にはバナナなどの消化しやすいものを少し摂取しても大丈夫です。

断食の期間はプチ断食といわれる半日〜1日程度の軽いものから、6日間行うという本格的なものまであるようですが、大切なことは自分の生活スタイルに合わせて無理無く徐々に進めていくことでしょう。断食をすると身体は飢餓状態に陥ります。すると、ホルモンバランスやホルモンの分泌する力が整って、腸内細菌が増えるといわれています。身体の機能が回復して、その働きが良くなると、毒素を出す力も高まって体中の汚れを排出してくれるようです。

断食をすると、食べ物を摂取していないのに便がたくさん出るようになります。これこそが、身体の中に溜まっていた宿便なのです。人にもよりますが、3日間の断食によって体重が3kg程落ちるという方も少なくありません。これは、痩せたということではなく、溜まっていた宿便が排出されたことで体重が減ったと考えられています。

おすすめは上記でご紹介したプチ断食です。これは1食分のご飯を食べないということでできる簡単な断食方法です。夕食か朝食を飛ばすことで、寝ている間空腹を感じずに済みますし、内臓を休ませるための時間を確保することができます。

断食の後には回復食が必要といわれていますが、気を付けるべきは、断食日数と同じ日数の回復食を摂ることを心がけるようにしましょう。断食の後には胃も小さくなっていますので、食べる量をコントロールするようにしましょう。回復食では、重湯やおかゆ、具なしの味噌汁、納豆などのいわゆる質素な食事を摂るようにすると良いようです。

食生活を見直す

宿便のもととなる原因の根本的な問題は食べ物だとされています。バランスの悪い食事や無理なダイエットなどはやめて、バランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。こんにゃく、さつまいも、ごぼう、キャベツ、リンゴなどの食物繊維の多い食品を選ぶことが大切です。

朝食はしっかり摂るようにして、排便を促すようにしてください。また、寝起きには冷たい飲み物をいきなり飲むのではなく、白湯などをゆっくりと飲み、胃腸の機能をゆっくりと目覚めさせるようにすると便秘にも効果的なようです。また、乳酸菌・オリゴ糖などは腸内の善玉菌を増やしてくれますので、ヨーグルトや乳製品などは日頃から積極的に食べるように心がけると良いでしょう。

マッサージやストレッチ・ヨガも効果的

宿便や便秘の解消法として、マッサージやストレッチ、ヨガなども効果的だといわれています。腸の周辺の血行を良くすることで腸を刺激して排便を自発的に促すような身体作りをすることができます。

お腹のあたりをゆっくりとさすったり指圧するだけで効果は期待できるそうです。仕事の休憩中や就寝前、寝起きなどにぜひ温かい手のひらをお腹に当てて行ってみましょう。強く押しすぎてしまうと腸にダメージを与えてしまう可能性がありますので、優しく行うことが肝心です。

身体には様々なツボがありますが、特に便秘に効果的だと言われるツボをご紹介します。

・天枢(てんすう)

おへその両外側に指の幅3本ずれた所にあります。

・神門(しんもん)

手のひらを上側にして、手首と小指側の手前にある骨の出っ張りと、手首の間にある深いところにあります。両手にあるため、それぞれ刺激してみましょう。

・足三里(あしさんり)

膝蓋骨(しつがいこつ)の外側にあるくぼみから、指の幅4本下がったところの両すねの淵にあります。

ストレッチやヨガを実践している方は多いようですが、寝る前にアロマなどを焚いてリラックスして行うことによって身体の緊張をほぐして、ストレスの緩和や安眠効果もありますのでぜひ試してみてください。

骨盤矯正をして便秘改善

腰は身体の要と書きますが、骨盤を矯正することによって、便秘の改善にも効果的だといわれています。骨盤の中には小腸や子宮が入っていて、袋状で吊られているような状態にあります。骨盤がずれてしまうと、同時にこの内臓もねじられてしまい機能が低下してしまうとされています。また、骨盤矯正には腰痛予防やスッキリとした体型維持ができるという嬉しい効果もあります。

骨盤ベルトなどを使用してみるのも良いですが、骨盤矯正専門の整体などを受診して身体の状態を診てもらうのも良いでしょう。同時にリラックスもできるので、リフレッシュもできるはずです。

適度な運動、特に腹筋運動を中心に

宿便と便秘には深い関係があることはご紹介してきましたが、便秘の原因の1つとして腹筋が弱いということが挙げられます。毎日適度な運動を行うことによって、便通を良くする身体作りをしていくことも宿便の改善に効果があるようです。

軽いウォーキングなどの全身運動・有酸素運動も良いですが、腹筋が弱いと腸の蠕動運動が低下してしまい便秘になることが多いため、腹筋運動を取り入れるようにすると良いでしょう。腹筋運動が苦手な方は、足をお腹に近づけてみたり、床に腰や背中を付けたままで起き上がってみたりという軽い運動を生活の中に取り入れるようにすると良いかもしれません。

専門機関で腸内洗浄をしてみる

温度と圧力を精密にコントロールした温水を使用して、腸内を浄化する腸内洗浄という方法も宿便を出すことに効果的だとされています。腸内洗浄は、便秘の解消にも有効で、悪化してしまった腸内環境をリセットすることができるそうです。

腸内洗浄は宿便だけではなく便に含まれる不要物、毒素も洗い流してくれますので、綺麗になった腸には薬などを使用して善玉菌を増やしていく治療がされます。このことによって腸が活性化されて、腸の働きが良くなり便秘や肌荒れなどのトラブル解消にも繋がるとされています。腸内洗浄は専門の病院で行っていますので、気になる方はぜひ受診して相談してみると良いかもしれません。

宿便を出して、健康な身体作りを始めましょう!

世間では宿便なんてないと言われることもあります。確かに、大腸にずっとこびりつく便はないということはご紹介した通りです。しかし、本当の宿便と呼ばれる溜まった毒素を排出することができれば、新陳代謝を高めて新しい細胞をどんどん作り出すことが可能となります。

健康は腸の状態で決まると言っても過言ではないそうですが、宿便が解消することによって肌の調子も腸内環境も整うため、健康を手に入れることができるでしょう。

プチ断食や食生活の改善などは、誰でも今すぐに行うことができる方法です。しかし、宿便を排出して綺麗になった腸も普段の食生活が悪ければすぐに元に戻ってしまいます。大切なことは、日々の生活を改めて身体が持つもともとの機能を取り戻すことです。ぜひ、宿便を出し方を参考にし健康な身体作りを初めてみませんか?