水をたくさん摂ると、体にいいのか、むくんでしまうのか諸説あって、悩んでしまうところです。そこで、適切な量の水はどのくらいか、飲みすぎるとどうなる可能性が高いのか、むくんでしまう原因、水太りになってしまう理由などを詳しく説明します。

水って一日にどれくらい飲むの?

一日に必要な水分ってどのくらいだと思いますか?スーパーモデルは一日に7リットルぐらい飲むって言ってたし、なんだか水をたくさん飲むと老廃物を排出してくれそうだから、たくさん飲んだ方がよさそうだな~と思っている反面、いつもより意識して多めにのむと、むくんで水太りになってしまうんじゃないかと心配になってしまったりと、どっちにもつけずに、悩んでしまったことはありませんか?

そこで今回は、一日に必要な水の量と、飲む時間帯、そしてむくみと水太り、美味しく水を飲む方法についてお教えしたいと思います。これを読んで、一日に必要な水の量を知って、健康的で美しくなりましょう。

一日に摂りたい水の量とは

一日に必要な水の量は、どれくらいだと思いますか?

色々、本や雑誌には、水のことについて諸説書いてありますが、まず、厚生労働省では、「健康のために水を飲もう講座のなか」で、成人は一日に2.5リットル必要だと言っています。もちろん、運動をしている方や、温熱環境の職場の方、暑い季節など、通常より発汗量が多い場合は、もっと水分をとる必要があります。

2.5リットルといっても、一度に2.5リットルも飲む必要ななく、食事内の水分や、体内で循環している水分が1.3リットルほどあるそうなので、食事以外に1.2リットルほどの水分が必要だということです。

平均的に尿や便の排出で1.6リットルが排出され、呼吸や汗で0.9リットルの水分が毎日失われるそうなので、その分は、新たに吸収する必要があるということになります。

食事や休憩やおやつの時の水分が約500mlとして、残り700ml(コップに2~3杯)の水を積極的に補給するようにしましょう。

健康に水を飲む適切な方法とは

水を飲む方法として、覚えておきたいことは、喉が渇いてから飲んだのでは遅いという事です。よく言われることなので、ご存知の方も多いと思いますが、特に運動中などは喉が渇いたと感じる前に、汗をかく前に飲むようにしましょう。

また、お風呂に入る前や寝る前にも、汗をかきやすいので、しっかりと水分を補給しておく習慣が必要です。

そして、飲酒前と飲酒中にも積極的に水分を補給してください。お酒を飲んだ後に喉が渇くことはよく知っていると思います。先ほどもふれたように喉が渇いてから、水分を補給したのでは遅いので、お酒を飲む前、また飲みながらも水分を補給して、アルコールの飲み過ぎにも注意をしましょう。

ビールを10本飲むと11本分の水分が排出されるそうです。アルコールやコーヒーやお茶には利尿作用があるので、同量以上の水分補給が必要になります。

熱中症や脱水症状によって救急搬送される数はとても多いといわれています。体調が悪くなる前に、こまめな水分補給がとても大切ですよね。

日本は、飲み水に恵まれている国なのに水分補給が不足気味であるといわれています。平均的にももっと水分補給をする必要があるそうです。コップ2~3杯以上の水分を意識的に少しずつ飲むようにしましょう。

ただし、腎臓や心臓の疾患をお持ちで、医師に水分摂取量の指示がある場合には、医師の指示に従ってください。

水が命の源の理由

人間の体は、新生児で体重の約80%、成人男性で60%が水分といわれています。つまり、水でできている生物といえるほど、体液という水で満たされています。

この体内の水分がもし20%以上失われると、恐ろしいことに死亡してしまうそうです。15%~19%の脱水では排尿痛や難聴、目のかすみなどの症状が起こり、11%~14%では皮膚の乾燥、嚥下困難が起こります。

8%~10%では動揺やけいれんがみられ、6%~7%でめまいや、チアノーゼ(唇の色が変わる)口内乾燥が起こり、5%の脱水で頭痛、体のほてり、4%の脱水で体温の上昇、皮膚の紅潮、3%の脱水で口渇、唇の乾燥などの症状がでるそうです。

大げさではなく、暑い時期や風通しの悪いところでスポーツをしている場合などは、10%の脱水でも熱中症になり死亡してしまうこともあるといわれています。

人間や生き物だけでなく、この地球にとって水は欠かせないものであり、生命の源ともいえる大切なものです。一度にたくさん飲んでしまうと、害になることもありますが、なるべくこまめに水を飲むようにしたいですね。

特に成人病といわれる脳梗塞や心筋梗塞も水分不足によって、リスクが高まるといわれています。スポーツドリンクやお茶も水分補給の一つと考えたいところですが、利尿作用やナトリウムの摂り過ぎなども考えられるので、お茶やスポーツドリンクとは別に、水を飲むことも習慣にしたいですね。

水を飲みすぎると起こる「水毒」

では、逆に水を飲みすぎると起こる病気についてお教えしたいと思います。水の飲みすぎは「水毒」という症状を引き起こすと言われています。

「水毒」とは体内に余分な水分がたまってしまい、それが排泄されないことで様々な症状を引き起こしてしまいます。

水毒の症状「むくみ・たるみ」

健康のためではなくて、美容やダイエットの目的で必要以上に水分を摂りすぎて、下半身がむくんでいませんか。水は身体を冷やし、下半身がむくんできやすくなります。靴下を脱いだ時、ゴムの跡がくっきり残ってしまっている方はむくんでいる証拠です。

東洋医学の症状として言われる「水毒」は飲んだ水がうまく排出されずに余分な水分が停滞し、水太りになっているような状態のことをいうそうです。

水毒のようなむくみはまぶたがたるんだり、二重あごになったりするといわれ、マッサージや普通の入浴ではなかなか治らないともいわれています。

水毒の状態になっていない場合は、水分は血液やリンパ液などの体液となって循環しますが、水分が多すぎて循環がスムーズに行えないと、溜まった水分によって体が冷え、なおさら新陳代謝が落ちて、余計に水分が溜まります。立って居る状態の場合は下半身に、寝ている場合は顔などにもむくみとしてあらわれます。

また、反対に必要な水分を摂らないと、身体が必要以上に水分を溜め込もうとしてむくみの原因になります。水分が少ないと便秘の原因にもなります。ここも要注意です。

水毒の症状「胃」の機能が低下する

水毒の症状の一つに胃の機能低下があります。体を動かしたときに胃でぽちゃぽちゃと音がするような感じで水が溜まっている状態になるそうです。

飲み過ぎた水が行き場を失い消化されず、胃の中に水分が残り、胃腸機能が低下して、体を冷やししてしまいます。症状としては、胃の不快感やめまい、吐き気、下痢などの症状があらわれるそうです。

また、水分が増えると、血液の量も増えます。適度に増える分には、一時的なものなので、気にしなくていいのですが、増えすぎた血液を送り出すために血圧が急上昇します。すると、脳に一気に血液がいってしまい、脳内出血を起こす可能性も出てくるのです。

「水毒」解消に効果的な水分の取り方と、効果的な食べ物

体内に水が溜まってしまうと、身体が冷えてしまい、全体的な機能が低下してしまうということが分かっていただけたかと思います。代謝が悪くなり、排泄機能も低下するので、過剰な水分も身体の外に出ることができず、ますます、身体の中に水分を溜め込みやすくなってしまいます。

そのため、代謝を良くし、身体を温める食べ物を摂ることが大切です。

効果的な水の飲み方

まず、水ですが、ミネラルウォーターなどをいったん温め、ちょっと冷ましてから、ちょっとずつ飲むようにしましょう。いわゆる白湯です。
そうすると、一日に何リットルもがばがば飲むことができないので、ゆっくりこまめにとるようになります。

コップ2~3杯分って書いてあったけど、いつもより多く水を飲んでしまっているので水は摂りすぎてないかな、と、心配に思っている方もいると思います。

水分を少し多く摂ってしまっても、体重は一時的には増えますが、代謝機能が正常だと、余分な水分は排出されます。なので、いつもより水分をコップ2杯くらい多くとっても問題はありません。

冷たい水を大量に飲んだのではなく、身体を温める作用のある白湯をこまめに飲んでいるので、それほど代謝も悪くならないからです。

白湯を飲むことで、身体の中にあった余計な老廃物を尿として排出させますし、適度な水分は、便通もよくなると言われています。

白湯は身体の細胞を活性化させ、血液もキレイに流してくれるので、むくんだり、水毒になってしまう恐れも少ないのです。

ただし、白湯も飲みすぎないように大体700ml前後を目安に摂るようにしてみてください。

身体を温めてくれる食べ物

そして、身体を温めやすい食べ物は、ねぎ、しょうが、とうがらしには血行を促進する作用があり、身体を温めてくれます。

身体を温めてくれる食べ物は簡単に見分けることができます。赤・黒・オレンジのものが多いです。暖色系です。
野菜類:ゴボウ、ニンジン、レンコン、ねぎ、たまねぎ、山芋、にらなど
色の濃い食品:黒砂糖、赤ワイン、紅茶など
塩気のあるもの:醤油、みそ、明太子、つけものなど

一方身体を冷やす食べ物は 青・白・緑のものが多いです。寒色系で、南方産のものです。
野菜類:トマト、キュウリなど夏にとれる野菜、また生野菜全般
南方産:バナナ、パイナップル、レモン、スイカなど
色の薄いもの:白砂糖、化学調味料など

美味しく水を飲む!とっておきの方法

美味しい水の手に入れ方

家で美味しく水を飲む方法は、沸騰して冷まし、冷めたら常温で置いておくことです。お金はあまりかかりません。ちょっと冷ましたくらいの白湯をお気に入りのかわいい水筒にいれて、一本持ち歩くとよいでしょう。

じつはそれだけで、水を美味しいと感じることができます。

沸騰させた水は、長期間保存はできません。沸騰することで、カルキが抜けてしまうので日持ちしないといわれています。ですから、なるべく早く飲むようにしましょう。

レモンを入れると、水道水独特の臭みが消えます。

水道水はちょっと、と思われる方は、浄水器を取り付けてもいいですし、浄水器のついたポットを購入してもいいでしょう。

また、お気に入りの天然水があればそれを使ってもいいです。

湧き水が近所にあれば、ペットボトルをもって分けてもらうこともいいでしょう。水の大国日本というだけあって、全国にあります。長期保存はできないので、注意が必要です。

これらの特別な水の美味しい飲み方

これらの美味しい水を、まず沸騰させて、それから10分程度冷まします。以上、白湯の出来上がりです。

コップ一杯を1口ずつゆっくり味わいながら飲みます。
特に朝、乾いた身体に、最初の一杯として、白湯を味わいながら飲むと目が覚めます。細胞一つ一つにこの美味しい水分をいきわたらせてあげましょう。

あと、職場でものどが渇く前に、また、気分転換したいときに、一口をゆっくりのみましょう。

大体、一日にカップ3~4杯、水筒1本というところでしょうか。甘いコーヒーや冷たいジュースをやめて、白湯を味わいながら身体に染みわらたせるイメージで大切に飲んでみてください。

白湯を飲むことで、身体全体が中からじわーっと温まり、仕事で張りつめていた身体の筋肉がふっと緩む瞬間を感じてください。心身ともに束の間の休息がとれます。

白湯は体の中から暖かくなり内臓の代謝も良くなるそうです。内臓の代謝が上がるということは、健康面だけでなく、ダイエットや美容にも効果があるのです。

白湯を美味しいと感じるようになってきたら、今まで乱れていた身体のバランスが整ってきている証拠です。最初は、まずいし、なんか味気ないと思っていた方も1週間くらいすると、白湯の美味しさや身体に染み渡る気持ちよさをジワジワ感じるようになってきます。

あくまで白湯でも一日700ml前後です。飲みすぎは身体に余計な負担がかかります。胃液も薄まりますし必要な栄養が吸収されなくなってしまうと言われているので、注意してください。

一日に摂る水のまとめ

やはり、何事もやりすぎ、飲みすぎは禁物ということです。水でもなんでも、飲みすぎは身体に悪いのです。

私は一度、一日7リットルも水を飲んだことがあります。夏だったのですが、手足がまるで、氷のように冷たくなり、毛布をかぶっていたのですが、トイレに何度も何度もいきたくなり、気持ちも悪くなるし、まともな生活をまるで送ることができませんでした。

適時、適量です。のどが渇く前に、一杯の白湯を意識的に飲むだけでも、健康効果だけでなく、美容効果もあるので、美味しい水をゆっくり大切に味わって飲むようにしてみてください。