妊娠中にマッサージを受ける時には、事前にその効果と注意事項を是非チェックしておきたいものです。特に初めての妊娠の場合は、気持ちもセンシティブになり、必要以上に色々な事を心配し悩む妊婦さんも多いです。確かに妊婦さんによっては、妊娠中の体調が非常に辛い人がいます。ここでは、そんな妊婦さんに安全で、心身ともにリラックスできるマッサージの効果と注意点を紹介します!

妊娠中にマッサージは大丈夫なの?

妊娠中はお腹が大きくなるにつれて、背中や腰に負担がかかってくる為、痛みやダルさを訴える妊婦さんも少なくありません。又、通常とは違う自分の体型に身体も戸惑う為か、バランスが崩れ肩こりにもなったりします。そしてホルモンバランスも変化していくので、精神的に不安定になりがちです。

妊娠中はそれぞれのステージによって、母体も胎児もどんどん状況が変化していくので、マッサージをしても大丈夫な時期と、避けたほうが良い時期がありますから注意が必要なのです。安定期に入ったら、特に何の問題も抱えていなければマッサージを受けてもオーケーです。念のため、かかっている産婦人科医にアドバイスをもらってからにしましょう。

妊娠中は心身の変化で、ふさぎ込んでしまう時期もあります。そんな時にもマッサージはあなたを楽にしてくれるはずなので、妊娠中に良いマッサージについてチェックしてみましょう!

妊娠中のマッサージの注意点は?

マッサージを受ける時期

妊娠中にマッサージを受けたいと思ったら、16週に入った安定期からなら安心して受けられるはずです。まだ子宮も胎児も安定していないため、妊娠初期は避けるほうが無難です。それはなぜかというと、身体には沢山のツボがあり、中にはお腹に刺激を与えてしまうツボもあるからです。

例えば、便秘を解消するのに効果のあるツボは複数ありますが、腸の働きを促進し’流れを良くする’ので、傍にある子宮にも影響が考えられます。マッサージによって全身の血液やリンパの流れも良くなる事は、妊娠初期にはマイナスの影響も考えられるので、安定期に入ってからにしましょう。

腰のマッサージ

妊娠中期、いわゆる安定期に入ると、つわりも無くなる人が殆どですが、だんだんお腹が目立ってくる頃でもあります。お腹が重くなってくると、人によっては腰に負担がかかり痛くなる妊婦さんも。

もし腰のマッサージを受けるなら、お腹を圧迫するポーズは避け、椅子に座って腰を擦ってもらうか、又は、身体を横向きにし膝を曲げて安定させ、決してお腹を下にしないように気をつけましょう。

横向きに寝るときは、膝と膝との間にクッションを挟めると、お腹が楽です。妊娠中は腰のだるさや痛みを感じる人は多いです。マッサージは、お腹を守りながら安定したポーズで、痛くなく気持ちの良い程度のマッサージをしてもらいましょう。

足裏のマッサージ

妊娠中のマッサージは、お腹を圧迫しないやり方が好ましいのは言うまでもありません。足裏はお腹からは遠いし、又、お腹が大きくなっても出産の数週間前までなら自分の手が届くので、いつでも気軽に出来るマッサージです。手のひら同様に足の裏にもツボが散在しています。

ツボには刺激の強い所があるので、やはり妊娠初期は避け安定期に入ってから行うほうが安心です。又、足裏のマッサージは、人によってとっても痛い所なので、妊娠中はあまり痛くないように力を加減して行なってください。

足のむくみや疲れを取るのに毎日やっても良いですね。指で足裏を丁寧に押すか、テニスボールやボルフボールなどを踏んでコロコロやるのも気持ちが良いですよ。

家族にマッサージをしてもらう時

妊娠中の妻の意識は、やはりお腹の胎児に行きがちなので、夫はちょっと寂しく感じることも多々あると思います。ですからスキンシップも兼ねて、そしてパートナーにも大いにマタニティーライフに参加してもらうためにも、マッサージをお願いしてみてはいかがでしょうか、安定期に入ったのなら、逆にマッサージしてあげるのも良いかもしれません。

夫や他の家族にマッサージしてもらうときは、彼らも多少は神経質になっているでしょうから、是非優しく注意事項を伝えてください。お腹に体重をかけないように負担のないマッサージをしてもらって下さい。又、安定期に入ったとしても、妊婦さんによっては流産の確立が普通より高い人もいるので、子宮の収縮を促す胸のマッサージは避けましょう。

特に妊娠後期、もうすぐ出産という頃は、腰や背中が辛くなりますが、その頃は自分では足にさえ手が届きにくくなるので、是非ご家族にヘルプしてもらってください。

オススメの5つのマッサージ

1.むくみを取るマッサージ

妊娠中は胎児に栄養を与える為に血液が増加します。それが原因となるむくみは、妊婦さんとって大敵とも言えるので、むくみをとる為にマッサージを試してみてください。足のむくみは足裏やふくらはぎのツボの他に、足の付け根を回す方法があります。

まず仰向けに寝て、片足ずつ膝を曲げた状態で膝頭を右回し左回しと10回くらいづつ回し、それを両足行ないます。足に溜まった余分な水分は、足の付け根を通過しなければ排除できませんから、付け根を良く回すことによって、余分な水分が付け根を通過しやすくします。

2.アロママッサージ

妊娠中は身体のみならず、心のリラックスが大切で、出産までの長い期間をより安定した気持ちで過ごすことが胎児にも良い影響を与えます。妊娠中でも受け付けてくれるマッサージサロンでは、アロママッサージが妊婦さんにとても人気があるようです。

妊婦さんに問題のないポーズで、痛くない気持ちの良い施術をしてくれるはずです。妊娠中には好ましくないハーブなど把握しているので、それ以外であなたの好きな香りを使ってもらいます。アロマチックな優しいマッサージは、胎児も喜びそうですね。

3.マタニティ指圧

マタニティ指圧は、肩こりや腰痛、むくみ、つわりなどを緩和してくれます。マタニティ指圧を行なっている所は大体は妊娠初期から出産前後までも安心して受けられますが、やはり個人差があるので、担当の産婦人科医に相談の上、試してください。施術は横向きか仰向けで、全身の経絡にアプローチします。

母体の心身のコンディションが良い事は、胎児にとっても気持ちの良い状態のはずです。家庭ではなかなかマッサージをやってくれる人がいない場合や、家族ではちょっと不安という人は、マタニティ指圧師を是非訪れてください。

4.妊娠線予防マッサージ

妊娠中にお腹が大きくなるにつれ、妊娠線が出てくる人もいます。一度出たらなかなか消えないといわれていますから、予防できるに越した事はありません。一番出る確率が高いのはやはりお腹なので、オイルなどを塗り、妊娠線予防のマッサージをしてみましょう。

力を入れずにおへその周りを時計回りに撫でます。次に下から上へ正中線を撫でて脇の方へと撫でていきます。お腹以外にも、おっぱいや太もも、お尻など、妊娠中にサイズが大きくなる所を一緒にやっていきます。
出産の一ヶ月前位からは食欲が落ちる人もいるものの、安定期はつい食べ過ぎたり、体重が増えやすくなって妊娠線が出る確率が高いので、食にも注意しながらマッサージもやると良いですよ。

5.おっぱいマッサージ

安定期に入るとおっぱいマッサージも必要です。これは出産後に母乳が出やすくなるように、乳首のぼこぼこした部分にある小さなカスを丁寧に取り除きます。それから乳首を片方づつ指でつまみ引っ張ります。人によっては中に窪んだ乳首の場合もあるので、そういう人は特に外へ引き出してやることで、赤ちゃんが飲みやすい乳首に出来ます。

そして乳房を両手で優しく持ち上げ左右上下に動かします。次に乳首の周りをくるくると撫でますが、オイルが欲しいと思えば塗ってから行なってください。ですが、おっぱい全体や特に乳首をあまり刺激すると、妊娠中期や後期の安定期でも、やはりお腹が張るので、決して一度に長くやり過ぎないようにしてくださいね。

マッサージ以外での解消法は?

食事でむくみ解消!

むくみを解消する方法はマッサージに限った事ではなく、食事でもむくみ解消をすることが出来ます。カリウムを良く取ることで、むくみの原因の一つでもあるナトリウム(塩分)を排出してくれます。カリウムを多く含む身近な食品は、例えばリンゴ、バナナ、大豆食品、イモ類、色の濃い野菜郡などの中で、バラエティに富んで摂るようにしてください。

余談になりますが、これらをたっぷり摂るのは良いが、ビタミンAも含まれている食物を沢山とっても大丈夫なのかという質問が出ます。妊娠中のビタミンAの摂りすぎはよくないと言われていますが、植物性の食物に含まれたビタミンAは問題ありません。動物性のものが問題なのです。ですが、あなた自身が安心する為にも、かかっている産婦人科医にも尋ねてみると良いですね。

ストレッチをする

妊娠中も安定期に入ったら、無理をしないウォーキングなどのエクササイズをする事で、よりスムーズな出産が期待できます。体力をつけることにもなるし、むくみの解消にも繋がる簡単なストレッチを是非毎日行なってください。むくみやリラクゼーションに良い足湯やむくみ解消ソックスなども、気持ちがよいです。

お腹の赤ちゃんも、お母さんがじっとしてあまり動かないよりは、軽くストレッチやエクササイズをしたほうが快適なはずです。ですがお腹が張っているときや、ストレッチで張り始めたら、すぐにストップして様子を見ましょう。

出産予定日を過ぎても、なかなか兆しがない時のマッサージ

出産予定日がとっくに過ぎ胎児も問題なさそうなのに、なかなか生まれてくる兆しがないという時、東洋医学では、子宮や膀胱や腸などに関するツボをあえて刺激する事で、出産を遅すぎないで迎えられるように計らう所もあるようです。

これも一応、胎児や母体の様子をよく把握している担当の産婦人科医にもアドバイスをもらった方が、妊婦さんとしては安心でしょう。一応こういう指圧マッサージも存在するということです。

まとめ

妊娠中のマッサージは、心のリラクゼーションや体調をサポートするのに、とても効果的です。ですが、必ず産婦人科の先生に相談してからマッサージを受ける様にしてください。安全なマッサージで妊娠中を気持ちよく過ごし、より安定した心と身体で、元気な赤ちゃんを出産してくださいね!